円空は,ロマンチストだった。

霧の海 深き深山(みやま)に波立て  月のヲ船(御船)をこきや(漕ぎや)渡らん    円空上人歌集・1058番にでてくる上掲・歌の大意は,次のようなものであろう。  集落のある里をめざして,夕暮れ後の山道を歩い … 続きを読む 円空は,ロマンチストだった。